オーガニックコスメについて


①コスメの消費期限について→ ②コスメの保管方法について→ ③オーガニック認証について→


日本でもよくオーガニックという言葉を耳にするようになりましたが、 オーガニックの本当の意味や定義は何なのでしょうか。

オーガニックには、有機とか有機栽培という意味があります。

有機栽培とは、 化学肥料や農薬を使わない土地で環境を守りつつ農作物を育てる方法で、人間のことだけでなく、地球規模で生態系を考えた取り組みのことを指します。

ではオーガニックコスメとは?
原料として使われる植物の栽培方法(上記で説明した有機栽培)において、化学肥料や農薬を使わずに作られた土(厳密に言うと、3年以上など規制があります)から育てられた植物を原材料とした自然回帰のコスメになります。

栽培方法以外にも、植物エキスの抽出方法や製品の製造過程でのボトリング、パッケージングに至るまで環境のことを考えて作られている 物がほとんどです。 より自然に近い素材を使用して作られていますので、お肌にも負担が少ない健康的なコスメです。

日本ではオーガニックコスメの認証はまだありませんが、エコ先進地域であるヨーロッパでは、Ecocert、BDIH、Nature&Progresを始め、各国の協会が定めた独自の厳しい基準があります。
その基準を元に検査を受け、合格した商品には、オーガニック認証マークの使用が認められているのです。
認証によっては、毎年厳しい基準をクリアーしなければいけない物もあり、レベルの高いお墨付きであると言えるでしょう。



多くのオーガニック・ナチュラルコスメの消費期限は、未開封の状態での期限となります。
ですので、一度化粧品を開封した場合、できるだけ早く使い切ることをお勧め致します。

当ショップでは、お客様からのご注文後、メーカーよりその都度購入・発送しておりますので、 常に新しい物をお届けしております。届いた商品の消費期限が不明な場合は、お問い合わせくださいませ。 
(その際は、写メールなどで数字の部分を添付頂けると、早急に回答できます)
オーガニックコスメの平均有効期限は、製造から約1.5~2年(※)です。

商品によっては、防腐剤・保存剤を未使用の為、製造された段階でも使用有効期限が1年未満のものもございます。
その場合、 上記期間よりも短くなってしまうこともございますので、ご了承くださいませ。以下、よくある表示のパターンをご紹介します。


① コスメの消費期限について

多くのオーガニック・ナチュラルコスメの消費期限は、未開封の状態での期限となります。
ですので、一度化粧品を開封した場合、できるだけ早く使い切ることをお勧め致します。

当ショップでは、お客様からのご注文後、メーカーよりその都度購入・発送しておりますので、 常に新しい物をお届けしております。届いた商品の消費期限が不明な場合は、お問い合わせくださいませ。
(その際は、写メールなどで数字の部分を添付頂けると、早急に回答できます)

オーガニックコスメの平均有効期限は、製造から約1.5~2年(※)です。

以下、よくある表示のパターンをご紹介します。
消費期限例

1. 製品の上部や側面に有効期限が表示されているケース *実際は、写真を入れて説明しています。

2.数字/2数字 (月/年)例) 03/17となっていると、2017年の3月が有効期限となります。

2. 製品の底部分に表示されているケース

3.数字/2数字/2数字 (日/月/年)例) 15.2.2016 ←こちらは日付まで表示されており、2016/2/15が消費期限となります。

4. こちらは、商品の側面に表示されているケース
数字+M → 開封後〇ヶ月数字は、月数を表し、Mは何か月かを表しています。
上記の場合、開封後12か月以内が消費期限となります。



オーガニック・ナチュラルコスメを保管する際のポイントです。

温度変化が少ない場所で保管
(例:化粧水などを冷蔵庫で冷やして使用する
場合→一度冷やした時は、それ以後も常に冷蔵庫で保管するようにしてください)ふたがある容器の場合は、使用後にしっかりと閉めてください

できるだけ火気・湿度の高い場所を避けてください(お風呂場など)

液だれ等した場合には、コットンなどでふきとり、清潔にご使用ください



「オーガニック(有機栽培で作られた植物を使った製品)」であると証明する機関が世界各国にあり、それらの認定機関が制定、表明しているのがオーガニック認証マークです。 厳しい審査基準をクリアしたものにしか付与できないマークは様々な種類がありますが、一つの安心の証です。 herbalbio.net でご紹介している製品は全てオーガニック認証マークの付与されたものです。

オーガニック認証マークについて


Ecocert(エコサート) -フランス-

エコサート(ECOCERT)とは、フランスのトゥールーズに拠点を置く、世界各国で機能している 国際的なオーガニック製品認定団体であり、世界基準とも言われています。
エコサートの検査員は農業と食品化学分野の技術者で構成されており、完全に独立した公正な立場で検査しています。 エコサートが認証する有機生産物とは、ヨーロッパの有機に関する法律に基づき生産された非加工物、加工産物のことをいいます。 認定後も認定の継続のために一年に一度、年次検査を受ける必要があります。
また、成分だけでなく容器リサイクルや製造過程に関しても触れています。

Cosmetique BIO (コスメビオ) -フランス-

消費者に健康で安全なオーガニック化粧品を供給するために2002年にエコサートと10の化粧品研究所が集まって設立したオーガニック化粧品団体です。
コスメビオの定めた基準をクリアし、認定を受けることは、名ばかりのオーガニックではなく、第三者の証明を受けた本当のオーガニック化粧品であることを意味します。

Nature et Progrès(ナチュールエプログレ)-フランス-

フランスで最も歴史と権威のある、最大のオーガニック組織です。
エコサートは「5%の化学成分を含んでもよい」とされていますが、 NATURE & PROGRESからの認証を得るには、原料についての検査だけではなく、 環境についての厳しい検査をクリアしなければなりません。

☆ナチュールエプログレの基準

・原料はNATURE & PROGRES指定した100%自然素材を使用すること
・原料は100%オーガニック原料を使用すること
・育成過程、育成土壌は農薬、化学肥料は不使用(過去5年間含む)
・パラベン、保存料、合成料などの合成物質は一切の混入を認めない
・公害対策(排気ガスが放たれる高速道路、国道、地方道路などから500m以上離れていること)
・原料の取得において環境を破壊する行為がないこと。
・作業道具、栽培、加工、包装方法基準 ・土壌分析による審査
・原料はNATURE & PROGRES指定した100%自然素材を使用すること
・原料は100%オーガニック原料を使用すること
・育成過程、育成土壌は農薬、化学肥料は不使用(過去5年間含む)
・パラベン、保存料、合成料などの合成物質は一切の混入を認めない
・公害対策(排気ガスが放たれる高速道路、国道、地方道路などから500m以上離れていること)
上記は、ほんの一部ですが、100項目以上の厳格な基準をクリアしなければ、オーガニック認証は付与されない非常に厳格な認証です。

Vegan(ヴィーガン) -イギリス-

原材料から製造工程まで一切動物原料を使用しない化粧品や食品等に与えられる厳格なイギリスの菜食主義団体から認定マークです。

BDIH -ドイツ-

ドイツの化粧品・医療品商工業企業連盟で、世界初の自然化粧品のガイドラインです。

可能な限り有機栽培または野生の植物から抽出した原料を使用
動物実験は行わず、動物からとった原料も使用しない
・合成着色料、合成香料、シリコン、パラフィン、石油製品、 エトキシ化物質は使用しない
・基本的に天然成分で防腐する 
・正しい表示と情報公開、遺伝子組換成分の未使用
・原材料が微生物分解可能なこと
・製品に使用する容器についても、リサイクル可能で環境に優しい物を使うこと
など厳しい基準が設けられています。 また、第三世界とのフェアトレード、ナチュラルコスメティックメーカーとしての環境保護の為の取組みなどを規定しています。

フェアトレード

フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、 立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指ざす「貿易のしくみ」を いいます。

「フェアトレード」、直訳すれば「公平な貿易」ですが、現在のグローバルな国際貿易の仕組みは、経済的にも社会的にも弱い立場の開発途上国の人々にとって時に「アンフェア」で貧困を拡大させるものだという問題意識から、南北の経済格差を解消する「オルタナティブトレード:もう一つの貿易の形」としてフェアトレード運動が始まりました。

IHTK -ドイツ-

化粧品の開発、製造にあたって一切動物実験を行わない、製造業者の国際的な団体(IHTK)により動物実験を行っていない製品であることの認定マーク。

化粧品の原料、製品開発段階、製造どの過程においても動物実験を一切行っていないという認定を受けなければ、このマークは取得できません。
動物実験を行わないということは、動物の皮膚を借りてテストしなければならないような化学的物質などは使用せず、またその必要が無いと言う事をあらわしています。

One voice -フランス-

One voice(ワンボイス)は、フランスの動物権利団体で動物実験を阻止する為に欧州連合と協力し、結束されました。
商品テストにおいて、残酷な動物実験をしていないことを証明する為に独自のラベルを作り出したのが始まりです。
オレンジ色のOne voiceラベルは、動物実験をしていない事かつ、オーガニック成分を使用している、化粧品・食品・クリーニング製品・衣料品において付与されます。

認定基準として、
・動物で商品テストがされていない
・動物性成分を含んでいない(但し、はちみつ・花粉・有機ミツロウは除く)
・有機栽培された素材の使用
などが挙げられ、地球・人間・動物の関係を総括的に尊重したマークであると言えます。


AB -アグリクルトゥール・ビオロジック-

Agriculture Biologique(アグリクルトゥール・ビオロジック)は有機農業を意味し、

・化学肥料や化学薬品不使用
・遺伝子組み換えによる肥料も禁止されてた環境
・最低3年間の有機農法を続け、さらに1年ごとに抜き打ちでの検査も行われる
など厳しい検査をクリアした農作物に与えられる認証です。
フランス政府が1981年に創設し、このABマークの貼付が認められるのは、フランス経済省と 農業省が認める国際有機認定機関であるECOCERT(エコサート)による審査をクリアし、EU圏内で加工された製品に限られています。

EU Organic -EU-

新しいEU Organic(イーユーオーガニック)のロゴは、黄緑色の背景に欧州旗の星が葉っぱの形状に描かれており、ヨーロッパと自然との繋がりを表現しています。
このロゴは、自主的に使われてきた以前の物と異なり、EUで生産される全てのパッケージされる製品に対し、消費者が分かりやすいように表示するが義務が課せられています。
またロゴの他、コントロール番号がロゴの横or原材料の横に表示されています。

認定基準として

・農薬・殺虫剤・肥料・抗生物質・食品添加物(人工香料・染料など)の使用に関する厳しい制限をクリアしていること
・生物学的な管理において、土壌の肥沃度・家畜の水管理・生活環境の改善・フリーゲージ(放し飼い)
・少なくとも95%のオーガニック原材料で非遺伝子組み換えエサの供給など

この他、EUにある全ての有機農場は遵守確認の為、少なくとも年一回の試験を受ける必要があります。試験は、認定検査機関が実施し、必須書類・製品のサンプル提出、家畜・倉庫・土地・温室・牧草地の状況が検査されます。
また、従来型の農家でオーガニック農業へと変換を希望する人は、最初の2年間の変換期間を設けることになっています。
ÖKOTEST (エコテスト) -ドイツ-

ドイツの消費者が最高に信頼している消費者雑誌の一つで、エコに焦点が当てられています。
環境テストの評価や特殊環境のテスト、テスト環境コンパスとエコテストの年間の書籍が発行されます。
毎月100万人を越える読者が雑誌を通じて、環境関連テストの情報を得ており、企業側から商品の検査を依頼されるケースが増えている程です。また、Sehr Gutと評価されなかった商品を企業が自主的に改良し再検査を求める場合も多く、「エコテスト」には商品の改良情報も毎月掲載されています。

Demeter (デメター) -ドイツ-

2001年に発足したドイツのオーガニック認定機関で、シュタイナーが提唱したバイオダイナミック農法を推奨しており、どの認証制度よりもより厳しい基準となっています。
バイオダイナミック農法をしていることが最低条件ですが、その農法こそ大変厳しい基準とされています。

デメター認証の基準
・バイオダイナミック有機農法によるデメター認証原料を最低でも水を含む全量のうち90%以上を使用
・アルコール、キサンタンガム、レシチンなどの乳化材他の化学原料は、使用不可
・バイオダイナミック有機栽培農法を規定通りに遂行すること
・化学香料は、使用不可


ECO control (エココントロール) -ドイツ-

2008年ドイツで発足したオーガニックコスメ認証団体で、既存の認証機関であるBDIHよりも厳格なガイドラインを持っています。
品質基準や安全性だけではなく、フェアトレードや持続可能性など、より広い基準を設けている他、化粧品認定においては、「皮膚科学的に確証されている効果」という独特の項目を持ちます。

・植物原料は主に管理生物学的に栽培された植物若しくは、認定された野生種を採取
・殺傷した動物から得た成分は使用しない
・鉱物原料は無害である限り基本的に使用可
・乳化剤と界面活性剤の使用は制限の元、使用可
・保存料は植物性原料より製造
・使用する精油の多くは、有機栽培品


NATRUE (ネイトゥルー) -EU-

認定基準を一般公開し、認証制度をビジネスにしないなどその基準や認定プロセスをHP上ですべて公開しているEUの非営利団体です。オーガニック成分の含有率を星の数(1-3)で表示し、わかりやすくしています。

★★★NaTrueマーク
オーガニック認定成分の割合が95%以上
含まれている植物もしくは動物起源の天然素材の95%以上がオーガニック認定生産から由来しています。

★★NaTrueマーク
オーガニック認定成分70%以上95%未満
含まれている植物もしくは動物起源の天然成分のうち、70%以上95%未満がオーガニック認定成分から若しくはEU規定の基準により認定された野生種素材に由来しています。

★NaTrueマーク
オーガニック認定成分70%未満
含まれる植物もしくは動物起源の天然成分のうち、70%未満がオーガニック認定成分由来、もしくはEU規定の基準により認定された野生種素材に由来しています。